介護福祉士国家試験【対策・情報】若年性認知症で一番多いのは「アルツハイマー型認知症」

モナch

33回介護福祉士国家試験までは「血管性認知症」だった

介護福祉士国家試験の教科書をすでに買って勉強している方は、このタイトルを見て「あれ?血管性認知症じゃなかったっけ?」と思ったのではないでしょうか。

その通りです。

確かに33回介護福祉士国家試験向けのテキストは全て、若年性認知症で最も多いのは「血管性認知症」と書いてありました。

「血管性認知症が最も多い」という知識は2006年度~2008年度に行われた調査に基づいています。しかし、若年性認知症の調査が2017年度~2019年度にかけて新たに行われました。そこで結果が変わったのです。

若年性認知症で一番多いのは「アルツハイマー型認知症」

2017 年度~2019 年度、日本医療研究開発機構(AMED)認知症研究開発事業が若年性認知症の調査を行いました。その調査によると、若年性認知症は多い順に、

①    アルツハイマー型認知症(52.6%)
②    血管性認知症(17.1%)
③    前頭側頭型認知症(9.4%)
④    頭部外傷による認知症(4.2%)
⑤    レビー小体型認知症/パーキンソン病による認知症(4.1%)
⑥    アルコール関連障害による認知症(2.8%) となっています。

また、前頭側頭型認知症の割合が前回より増えているようです。

情報のアップデートを忘れずに!

今回は、若年性認知症の原因疾患で最も多いのが「血管性認知症→アルツハイマー型認知症」に変わったということをお伝えしました。

先輩からもらった教科書で勉強しているという方や、残念ながら33回に落ちてしまって引き続きその時の教科書で勉強しているという人は、情報をアップデートしておいてください!

参考URL

地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所

<プレスリリース>「わが国の若年性認知症の有病率と有病者数」|地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所 (tmghig.jp)

AMED研究 若年性認知症の有病率・生活実態調査|若年性認知症の有病率・生活実態調査|地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所 (tmghig.jp)

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